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2017.08.04

会計・経理に対する的外れな認識

会計・経理に対する的外れな認識
 

経理について、こんなことを耳にしたことはありませんか?

 

☑会計・経理は自社でおこない、経営数字をタイムリーに把握すべき

 

一見、当たり前のように思いますが、当社ではもっと違った視点でものごとを捉えるようにおすすめしています。今回は、上記のもっともらしい通説を前後2つに分解して、もっと合理的な考え方をご紹介します。

 

会計・経理は自社でおこなうべき?




まず、経理を自社でやるかどうかですが、この問い自体がナンセンスなのです。結論を一言で言うと、「その会社に合った方法なら、どちらでも構わない」ということになります。なぜならば、経理に求められることは、「正確に、かつ、安定的に」会計業務が遂行されることであり、社内でやるか、会計事務所にアウトソーシングするかは本質的な問題ではありません。

 

例えば、経理が複数人いるような、規模が大きい会社(数百人)であれば、自社でやっても良いでしょう。経理が複数人いるという状態自体が、正確性と安定性を担保するからです。

 

一方、経理が1人ないしは、1人も要らないような大きさの会社(数十人)であれば、会計事務所に外注するのが明らかに合理的です。1人しかいないということは、正確性がその担当者のスキルに依存しますし、担当者が辞めるなどということになれば、安定性は即座に失われます。

 

よって、経理は自社でおこなうべきという通説は間違っており、正しくは、会社ごとに合理的な方法を取ればよいだけなのです。

 

経営数字をタイムリーに把握すべき?




経営数字がタイムリーに把握できることは、悪いことではありませんが、これも的外れな認識と言えるでしょう。先と同じく、結論から言うと、本来、「タイムリーに把握すること」に努力を仕向けるのではなく、「タイムリーに把握しなくても安心な経営状態を作ること」に努力を仕向けるべきなのです。もし、タイムリーに把握しなければならない状況なのであれば、そもそも、その状況を作り出してしまった経営手法に注視すべきでしょう。

 

「毎月同じような試算表」を、「タイムリー」に眺めても、売上は上がりませんし、目の覚めるようなアイデアが沸くわけでもありません。

 

それに、今の時代、会計事務所にアウトソーシングしても、2~3週間もあれば試算表を作成してくれます。これでも十分タイムリーだと思いますが、自社経理にこだわって、これ以上タイムリーに試算表を眺めたい理由はあるのでしょうか。

 

よって、本来は、1カ月遅れくらいの試算表にざっと目を通しておけば十分な経営状態を作り出すことに努力を仕向けるべきなのです。もっと言えば、いきなり決算でも心配ないくらいの状態を作り出したいものです。

 

以上のような議論をもとに、各社で会計・経理に対する正しい認識を作り上げてください。

 

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