経営セミナー・経営コンサルティングなら ロクシキ経営株式会社

ロクシキ経営

ニュースレター

2014.10.20

企業の成長とは何か

企業の成長とは何か前回、企業は成長しなければならないのか? そもそも、企業の成長とは何か、というお話しをしました。

皆さんは、自社の成長について、どのようにお考えになったでしょうか。

「何を追い求めるのか」ということがはっきりしてくれば、今後の事業の方向性にも自信が持てるのではないでしょうか。

さて、前回予告した通り、当社の持論をお伝えします。

正解はありませんので、自社のものと見比べながら、更に自信を深めていただければと思います。

現在、当社は成長の定義を次のように考えています。

 
「企業の成長とは、従業員、顧客、社会への信用の拡大である。」
 
[1] 従業員への信用の拡大:
より良い給与・待遇で従業員を雇うことを目指します。そして、従業員の自己実現ができるよう支援し、会社に帰属意識を持ってもらえるような職場環境を作り出したいと思います。いくら売上規模が大きくなっても、中身がブラック企業では、健全な成長とは言えないと思いますからね。

 
[2] 顧客への信用の拡大:
顧客に本当に認めてもらえる高品質な商品・サービスをもって、売上規模の拡大を狙います。近年、マーケティングや高度かつ不道徳な販売ノウハウの発達により、差ほど良くない商品・サービスを普及させ、更に偽りの満足を与えることすらも可能となっています。販売技術に頼った規模拡大は、健全な成長とは言えないと思います。競合他社のマーケティング・販売ノウハウが余りにも強大でない限り、真に良い商品・サービスであれば、ちゃんと売れるはずです。小細工に走るよりも、中身で顧客からの信用を勝ち取ったほうが、カッコイイですよね。

 
[3] 社会への信用の拡大:
これは、いくつか意味をまとめてしまっているので、例示を出します。

□地域社会の取り組みに参画しているか? 社会還元しているか?

→事業活動だけやっていればいい、なんてことはないですよね。

 
□取引先を締め上げるなど、公正価格を大きく割り込むような、不当値引きを強いていないか?

→例えば、大手自動車メーカーの下請け企業は、本音では大手自動車メーカーを信用し、感謝しているのでしょうか。やっぱり、お互い対等に儲けたいですよね。

 
□人の心身や自然環境に悪影響を及ぼす商品・サービスではないか?

→健康被害や公害、環境負荷の危険性を隠ぺいして販売してはいけませんよね。

(コンサルティングだって、欠陥のある経営管理システムを売りつければ、顧客企業の従業員の心身に悪影響を与えます。)

 
上記の3つを少し強引に要約すると、多角的に企業の社会的責任を果たし、信用を拡大する、といったところですかね。

当社の成長の定義は以上ですが、参考になりましたでしょうか。

(中身やプロセスを重視した捉え方をしています。)

今回は、かなり真面目な内容をお伝えしましたが、重要なことですから、じっくり考えてみてください。

このページのニュースレターの発行は、メールマガジン形式でおこなっています。ニュースレターを毎回お受け取りになりたい方は、こちらからメルマガ登録をしてください。
なお、秘匿性の高い情報については、このページに掲示されませんので、メルマガ登録をお勧めします。(バックナンバーがすべて揃っていないのはこのためです。)