2018.11.26
「ダンパー数」と会社組織について
中邨です。
「ダンパー数」って、ご存知ですか?
知ってて損はないので、
覚えておいてください。
これは、ひとりの人間が、
相手と関係を結べる、
限界の人数のことで、
150人くらい
^^^^^^^^^^^
と言われています。
人類学者の、
ダンパーという先生が、
その著書で名付けた数です。
(ロビン・ダンパー(2011)『友達の数は何人?』インターシフト)
要は、
ひとりの人間が、
それなりに関係性を維持できるのは、
150人が限界ということだそうです。
これはとても合点がいくのですが、
みなさんも、ご自分の交友関係と
照らし合わせてみてください。
さて、
経営者とすると、
この150人という人数のうち、
何人分、社内に仕向けられますか?
仕事ばっかりの人であれば、
100人くらいいけるかもしれません。
しかし、
現実には、
・社外取引先
・友人、知人
・家族、親族
といった感じで、
どんどん取られます。
私の経験則(自信あり)だと、
社内に仕向けられるのは、
20~30人くらいが限度だと思います。
なので、
こじんまりと、
全部を掌握して仕事したい人、
あるいは、
フラットな組織にした人は、
20~30人でとどめてください。
一方、
20~30人を超える場合は、
きちんとした階層構造を
設計してください。
自分が関係を結べる
20~30人を使いながら、
更に下層の社員を管理します。
ところで、
以前、
フラット組織が流行りましたが、
今回の話題から考えると、
かなり浅はかな考えであると
気付けるはずだと思います。
流行りも大事ですが、
こういった、黄金律、
みたいなもののほうが、
更に大事だと思います。
ちょっと、
ご自分とダンパー数について、
考えてみてはいかがでしょうか。
では、またメールします。
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