2020.08.14
【経営戦略その26】経営理念の呪縛
中邨です。
今年は経営戦略一辺倒で
お送りしています。
先日、
ある社長さんとの打ち合わせで、
突然、帰りがけに社長が、
「経営理念作りたいんですけど」
と言い出しまして、
私は少しびっくりしました。
事前の依頼内容にはなかったので、
えっ!そんなこと考えてたの?
と戸惑ったわけです。
それで、私も間髪いれず、
「なんでそんなもん要るんですか?」
「ない会社だってたくさんあります」
「要らなくないですか?そんなもん」
と少し意地の悪いことを聴いたら、
真顔で、
「会社を大きくするにあたり、
社員にきちんと私の考えや
方向性を示したいんです」
「社員のやる気も上がる気がします」
とおっしゃるものですから、
私は一瞬、ウルッときました・・・。
感激して泣きそうになるのを
隠しつつ??(笑)、
「ならば、是非作りましょう!」
と返答させていただきました。
経営理念って、
本来、こういった気持ちで、
内から湧き出るものですよね。
もし、今、御社で、
「なきゃいけないからという
思い込みで作った」ものとか、
「無理矢理ひねり出した」ものとか、
「意味もなく守らなきゃいけない
先代の呪い」みたいなものに、
囚われているようでしたら、
その呪縛を解いてください。
経営戦略が拘束されて、
かえって足かせになります。
どちらが良いという議論ではなく、
あったほうが良さそうなのか、
なくても良さそうなのか、
適切な選択をお願いします。
では、またメールします。
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