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2014.10.06

顧客に直接聞いて売上アップを狙うときの注意点

顧客に直接聞いて売上アップを狙うときの注意点前回、前々回と、顧客を演じる、顧客に共感する、といった方法の顧客分析をご紹介しました。

いや、そもそも、演じたり共感したりせずに、

「直接聞いたほうが早いし正確なんじゃないの?」
と思われた方もおられたと思います。

そこで、今回は、顧客に直接聞くという方法について、考えてみたいと思います。

顧客に直接、悩みや願望を聞いたほうが「早い」し、何より、「正確じゃないか!?」というわけですが・・・。

「早い」ということについては、その通りだと思うのですが、「正確である」ということに関しては、少し疑問が残ります。

みなさんも、こんな経験はありませんか。

「あんなに良いと言っていたのに、実際には買ってくれなかった。」

逆に、

「全然気に入ってなさそうだったのに、なぜか買ってくれた。」

この経験は、みなさんも共感いただけると思うのですが、つまり、悩みや願望を抱くことと、実際に行動する(買う)ことは、別だということです。

ですから、直接聞く方法で顧客分析を行う場合は、演じたり共感したりする分析方法と同様に、「その通りになるかどうかは、やってみないとわからない」ということを念頭に置くべきだと思います。

「お客さんはああ言っていたけれど、本当にそうだろうか?」
「アンケート結果はこうだけれど、本当に信じて良いのだろうか?」
と考えたほうが、更に正確な顧客分析に繋がると思います。

顧客に直接聞くという方法は、有効な方法に変わりないのですが、一度、今回お伝えしたことに気を付けながら行ってみてください。

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